大阪(大阪府・大阪市)の税理士事務所|税理士法人セルボ・クレール 大阪事務所
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  1. 長村コラム

長村コラム

長村コラム
最近、税理士になりたいと考える若者が激減している状況をみるにつけ、なんだか寂しい気持ちになっています。
自分自身、税理士になったきっかけは「単にサラリーマンになりたくない。」とか、「世間が不況だから手に職を。」とか、
どちらかといえばネガティブな考えからではありましたが、実際に税理士になってみると、こんなに楽しい仕事はないと実感しています。
税理士になりたい人が減っているのは、マスコミのネガティブキャンペーンが原因じゃないかとも思っていたのですが、
いや、そもそも「税理士ってどんな仕事なのか。」とか、税理士の魅力といったもののアピールが思いの外少ないってのが本当の原因なんじゃないかと思うに至りました。

なら、大げさな表現ではありますが、税理士業界を勝手に背負った気になって笑、実際の税理士という職業がどんなものかご紹介することで、一人でも多くの後輩が出てきてくれるのを期待したいして待っていたいと思っています。
最近はもっぱらKINDLEで本を買うことが多くなり、めっきり本屋さんには行かなくなりましたが、たまに本屋に行くと「食えない資格、会計士&税理士」とか、「20年後、無くなる仕事」だとかマスコミが好き勝手な企画で週刊誌を販売しているのを見つけて、立ち読みするんですけど(死んでも、買うわけないけどな笑)、的を得ているような、得ていないような、なんだかモヤモヤした感じがします。
「誰得なんだ!?」この企画と。こういうのを読むたびにTwitterとかブログで「なんだ、この糞企画」と言ってdisってるんですけど、、、
まぁ、文句ばっか言っててもしょうがないので、自分が思う税理士の魅力をお伝えできればと。

税理士試験の受験者数を見てみる
まず、現状の把握を。
税理士試験の過去の受験者数を調べてみたのですが、「なんじゃ、こりゃ?」
平成26年を境に激減しているではありませんか!!
だいたい毎年約50,000人〜60,000人が受験しているイメージだったのですが、H26年以降50,000人を割り込み、H28年に至っては44,000人になっています。これは40,000人を割り込むのも時間の問題かもしれません。

税理士試験受験申込者数
 受験年度 第66回
(H28年度)
第65回
(H27年度) 
 第64回
(H26年度)
第63回
(H25年度) 
第62回
(H24年度) 
第61回
(H23年度) 
 受験申込者44,044人 47,145人  49,876人 55,332人 58,453人59,975人 
 昨対年増減△3,101人 △2,731人 △5,456人 △3,121人 △1,522人 ー 
 第61回
との増減
△15,931人 △12,830人 △10,102人 △4,643人 △1,522人 ー 
出典:国税庁HP「各年度税理士試験結果」より

セルボ・クレールが開業したのは、H24年(2012年)の11月なのですが、このころはまだ60,000人近い受験申込数ですね。
そこから年々受験者申込数が減少していますけど、僕の実感ですと、税理士事務所の数は年々増加しているように思います。

ネットで調べてみたところ、H26年には約25,000件の税理士事務所(公認会計士事務所含む)があったみたいなんですが、
現在は約30,000件にもなっているんですと!!
※データの取り方で諸説あるみたいですが、コンビニが50,000店といわれているので、その半分以上もあるのかと思うとびっくりしますね。

セルボ・クレールでは、お恥ずかしながら随時、従業員を募集している状況(いい人材がいないせいなんですけど笑、うちがブラックだから従業員がどんどん辞めているってわけではないですよ笑 念のためね。)なんですけど、最近は採用の応募自体が少なくなってきているのも頷ける話です。

これはもう待った無しの状況ですよね。このままでは本当ヤバイです。

税理士ってなんなの?
こういうコラム的なものを書くにあたって、うーん、うーん、何がいいのかなぁと考えていたところ、
セルボ・クレールを開業して間もない頃に、とある大阪の中学校の生徒の子が社会の授業で自分が興味をもったお仕事について調べて発表するので「税理士」というのがどんな仕事なのかアンケートに答えてほしいと、お手紙とアンケート用紙が届いたのを思い出しました。

当初はいきなりこういうのが届いたので、どうしたもんか思案していたのですが、将来後輩になるかもしれないなと思い、
アンケート用紙の紙面だけでは到底伝え足りないので、Wordに思いの丈を綴りお返事を書きました。
俺いい人でしょ笑

あのWordファイルはどこやったかなぁと、事務所のサーバーを探したところ、なんとか見つけることができましたので、
その文面を転載させてもらおうと思います。
開業当初の書いたものなので、結構尖った表現もありますが、その辺は間引いて読んでもらえればと。

税理士はどういった仕事をするのですか?

「税理士」とは「税金」に関する相談を受けたり、税務署に提出する税務申告書の作成を代行することができる日本で唯一の資格です(「独占業務」と呼ばれます)。従って、税理士でなければ、税金の相談に乗ってあげたりすることは、そもそも法律違反になるのですが、銀行や生命保険会社等では節税相談・相続対策相談といったことを堂々とやっていますので、「独占業務」とは実質的に破綻しているのが現状です。

では、税理士の仕事とは何なのかと聞かれると、ご説明するのは非常に難しいのですが、弊社の事務所ではクライアント(お客様)が困っていることがあれば、それを何とか解決するお手伝いをすることだと考えています。弊社の事務所だけでは対応できない事案も当然出てきますので、そういった場合に備えて社外の弁護士、司法書士、不動産鑑定士、中小企業診断士等のアドバイザーと提携しています。弊社が思い描く税理士事務所の仕事とはクライアントのハブ(継手)になることだということです。なぜ、税理士事務所がハブとなりえるのかというと、一般的な会社(個人的に嫌いな表現ですが「中小企業」と呼ばれる会社です。)では弁護士と顧問契約しているような事はほとんどなく、どのような会社でも毎年税務署に申告書を提出しないといけませんので税理士事務所とだけは必ず顧問契約することになるために、必ずハブとなりうる存在であるためです。


(イメージ図)

具体的な業務内容

  • 法人税、所得税、相続税等の税務申告書の作成業務
  • 決算書及び勘定科目明細の作成業務
  • 会計仕訳の入力業務(記帳代行業務)
  • 資金調達業務(融資相談、事業計画書の作成業務)
  • 税務調査対応業務
  • 税務相談業務
  • 固定資産税還付サービス
  • 消費税還付サービス
  • その他何でも(会社設立アドバイス、助成金獲得、ファンド組成、契約書作成etc.)
税理士になるために資格はいるのですか?

税理士になるためには「税理士」資格が必要になります。

税理士資格の取得には大まかに下記の方法があります。

  • 国家試験(税理士試験)を受験し合格する方法

会計科目である、簿記論、財務諸表論と税法科目である法人税法又は所得税法とその他2税目以上の試験に合格する必要があります(合計5科目以上)。

私の場合、簿記論、財務諸表論、法人税法、相続税法、消費税法の5つの試験に合格しています。

  • 大学院を卒業し国家試験を免除する方法

会計系又は経済系の大学院を卒業することで、上記の会計科目又は税法科目の一部を免除することができる方法です。数年前であれば、大学院を2つ卒業することで全科目を免除することができていましたが、現在では一部科目の免除に改正されました。通称「院免」と呼ばれ、試験合格組からは軽蔑されることになりますが、大学院の卒業歴を明らかにしなければ院免なのかの判断はつきません。また、一般的に「院免」の方は税務の知識が不足しており、仕事のできない方が多いため、弊社の事務所では従業員としてそもそも採用していません。

  • 弁護士、公認会計士試験に合格し、税理士登録する方法
  • 税務署に20年以上勤務し、簡単な試験に合格することで国家試験を免除する方法

現在税理士登録されている人数は下記のようになっています。

税務署OB>院免>試験合格>弁護士・公認会計士

このような歪(いびつ)な状況になっているのは、第二次世界大戦後「税理士」が不足していたために税務署OB、院免、弁護士・会計士等に免除を認めていたことが、50年経った今でもそのまま既得権益として維持されていることが原因となっています。実質的に何らかの免除で税理士になれる方がたくさんいる状況ですので、税理士という資格そのものの存在価値が非常に希薄になっています。海外では税理士という資格はなく、会計士が日本の税理士と同じような仕事をやっていますので、日本でも税理士と会計士を統合してはどうかと思います。しかし、これも大人の事情でなかなか難しいんですけどね。


勤務時間は何時から何時までですか?

弊社の基本勤務時間は午前9時30分〜午後5時30分までとなっています。

また、土・日・祝日は基本的にお休みです。

しかし、クライアントの都合に合わせて仕事を進めないといけないことが多いため、ミーティングが午後9時から始まり深夜12時を回るということもザラにありますし、土日祝日のみしかお時間が取れないクライアントの場合には、休日出勤することも普通にあります。

そのため弊社の事務所では各担当者の裁量勤務にしていますので、仕事をキチンとやっているのであれば、何時に出社してきても、何時に帰っても全く問題ありません。

一方、仕事ができない方の場合は毎日最終電車まで仕事が終わらず、土日祝日も事務所に出社してこないといけなくなりますので、自然と事務所を辞めていきます。

非常に厳しい世界だとご理解いただければ間違いありません。


何故、税理士になろうと思ったのですか?

HPから転載させてもらいます。

高校は附属校なのですが、大学の学部選択のときに「商学部」を選んだことが、そもそもの発端だったと思います。

比較的高校の成績はよかったので、どこでも好きな学部を選ぶことができたのですが、学部選択で悶々としていたとある夜、深夜番組で「ラブホテルのコンサルタント」なる人が出ているドキュメント番組を見ました。

そのコンサルタント曰く「自分がコンサルした案件の事業計画と実際の売り上げの誤差は5%以内だ」と自身満々で語っている姿がとてもカッコよくて、自分も将来は何かのコンサルタントになりたいと思い「商学部」を選択したのでした。

(商学部に必要とされる科目の成績がとてもよかったため特別推薦枠の1番で進学が決まったのですが、大学は自分の思い描くようなところではありませんでした。愚痴っぽくなるのでこれくらいで。)

税理士を目指すことになった直接のキッカケは大学に絶望したためですね。

大学2年の秋、希望していたマーケティングのゼミがあったのですが、そこはサークル等の先輩のコネが最重視されるところだったため不合格となってしまい、最終的に行き着いたゼミは不合格者の吹き溜まりとなっていた「東ヨーロッパの経済」になってしまいました。その後、「もう大学に何を期待してもアカンわ。」と資格受験予備校の大原簿記専門学校に中小企業診断士のパンフレットをもらいに行き、親にWスクールさせてもらえないかお願いしたところ「税理士やったらやってもええ。」と言われました。親に言われるまでは税理士になるなんて考えていなかったのですが、税理士のガイダンスを受けに入ったら「最近の税理士さんの仕事ではコンサルティングが重視されていますよ。」と言われたのを真に受けて、税理士を目指すことになったのでした。その後「東ヨーロッパの経済」のゼミには一度も行きませんでしたが、大学4年のときに「会計学」の3年生のゼミに混ぜてもらい、ゼミの単位だけはもらいましたけどね。

税理士を目指すことになったのには、もう一つ理由があります。

実家が農家なのですが、ずっと農業をやっていた祖父がコツコツ僕らに毎年100万円づつ贈与してくれていた銀行口座が相続税の税務調査ですべて否認されてしまい、どでかい相続税を払わされることになってしまいました。

その頃、大学に入ったら親が車(カルマン・ギア)を買ってくれるハズだったんですけど、逆に相続税を払わなあかんからと、しばらく相続貧乏になったのを目の当たりにした経験があります。

自分が両親から相続するときには「ちゃんとせなあかんやろ」と感じたことも税理士を目指すことにした理由です。














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